
ランダムに搬送されてくる缶詰を、梱包数量単位にマークの位置合わせを行い、後工程の梱包装置へ搬送する缶詰合せ装置です。
DDA-5000Vの効果
図1では1人が缶を補充して1人が絵柄を揃えて1人が袋に入れてラインで流します。3組1ラインで9人の手が必要となります。
図2では缶詰投入装置に2名必要としDDA-5000Vと包装機オペレーターで1人必要となり3人の手だけで作業が行えます。
比較してわかるとおり6人の手を減らすことができました。
なぜ缶詰の絵柄を揃えるのか?
スーパーなど、缶詰コーナーの陳列において3缶パック・4缶パックとシュリンク包装されている商品をよく見かけると思いますが、今現在どのパックも綺麗に絵柄が揃っているとおもいませんか?
絵柄を揃える事には大きな理由が2つ有ります。
理由その1・・・見た目
陳列棚に並べられた時、絵柄がバラバラの商品と絵柄が揃っている商品がどちらを選ぶでしょうか?
見た目の綺麗な方をほとんどの人が選ぶと思います。
また、シュリンク包装を行うにあたり必ず繋ぎ線が出てしまい、商品の見た目悪化につながります。
缶詰以外にもスプレー缶やエアゾール缶をシュリンク包装するにあたり、商品名の絵柄に繋ぎ線がこないように缶を一定方向に向けて包装機へ投入しています。
理由その2・・・バーコードの誤読み防止
3缶パックや4缶パックのバーコード部分を見て頂くと、シュリンク部分に印刷がされています。
印刷面には3缶パックなら3缶パックの金額バーコードが印刷されており、4缶パックなら4缶パックの金額バーコードが印刷されております。
絵柄がバラバラですと印刷面から1缶バーコード面がはみ出してしまいます。そうしますとレジの店員が、印刷面でなく透明フィルムから漏れた1缶バーコードを誤読みさせてしまう可能性があるからです。
誤読みすることにより4缶の商品を1缶の値段で販売してしまうことになります。
以上の理由により絵柄を揃えてシュリンク包装するのが当たり前になりました。